洲之内徹『帰りたい風景』(新潮社)

昭和五十六年三月二十五日二刷 発行
(昭和五十五年十一月三十日 発行)

三浦さんと小野クン 小野隆生・三浦逸雄・川俣豊子 15
帰りたい風景 佐伯和子 24
オートバイに乗った画家 佐藤泰治 33
山路越えて 司馬江漢 43
鶴のいる診療所 小林朝治 52
三年目の車 池田一憲 61
脱線の画家 横井弘三 70
同行二人 宮忠子 79
海辺の墓 小野幸吉 88
続 海辺の墓 小野幸吉 97
凝視と放心  木下晋 97
明治座あたり 曾宮一念 115
草上の空腹 萬鉄五郎・原精一 124
眼と耳と 曾宮一念・松本竣介 133
千六百万分の一 永邦 143
貧乏眼鏡 松原亜也 152
悪について 平沢貞通 161
ゴルキという魚 松田正平 170
大正幻想 柳瀬正夢 179
続けて柳瀬正夢のこと 柳瀬正夢 189
中野坂上のこと 山口薫・藤巻義夫 199
銃について 加藤太郎 209
うずくまる 鳥海青児・喜多村知 218
一枚の絵 草光信成 228
共通入浴券 児島凡平・村山槐多 238
オールド・パア 松田正平・松本竣介・御物十六羅漢 248
手のこと下駄のことと詩のこと 松本竣介藤田嗣治・御物十六羅漢 257
チンピラの思想 柳瀬正夢 266
羊について 松本竣介靉光桜田晴義 275
自転車について 松田正平 285
墓を見に行く 五姓田芳柳 294
虫のいろいろ 立石鐡臣 303
青い、小さな、スーッとするような絵 海老原喜之助・野見山暁治 313
再びあとがきということではなく 323


*注記 「気まぐれ美術館」シリーズ2作目。この本から目次の下にその章で扱われる画家等の名前が入るようになった。