洲之内徹『気まぐれ美術館』（新潮社）

平成六年九月十五日十三刷　発行
（昭和五十三年八月二十五日　発行）

横雲橋の上の雲　《佐藤哲三・佐藤清三郎》　15
エノケンさんにあげようと思った絵　《長谷川利行》　23
雪の降る町　32
四畳半のみ仏たち　《円空仏・ガンダラ仏》　42
井上肇氏の「軍服」で考える　51
吉岡憲「笛吹き」の顛末　61
正体不明　《斎藤和雄》　71
まぼろしの名作二件　《林倭衛・岸田劉生》　81
土井虎賀壽−−素描と放浪と狂気と　91
杉本鷹の日記帖から　100
山荘記　110
続　山荘記　《佐藤哲三》　120
続　続　山荘記　《四方田草炎》　129
絵を洗う　137
靉光の死を見届けた人　147
短い鉛筆　《井上員男》　156
小田原と真鶴の間　《橋本撲々・高良真木》　165
ある青春伝説　《伊丹万作・重松鶴之助》　174
蛇と鳩　《徳本恭造》　186
大江山遠望　《横手由男・雨情縁》　195
松本竣介の風景（一）　204
松本竣介の風景（二）　212
松本竣介の風景（三）　223
松本竣介の風景（四）　233
京都　《宇野政孝》　243
美しきもの見し人は　《田畑あきら子》　253
コモちゃんの食卓　《古茂田守介》　263
桜について　《森田英二》　272
深川東大工町　281
続　深川東大工町　291
小野幸吉と高間筆子　300
もうひとりの鮭の画家　《高橋由一・池田亀太郎》　309
くるきち物語　《重松鶴之助》　318
あとがき、ということではなく

＊注記　《　》内はその章で中心的に扱われている画家等をこちらで参考までに付したものです。本書の目次に《　》内の記述があるわけではありません。