中島和夫『わが懐かしき文学者たち』(文芸社)

2006年6月15日初版第1刷 発行
ISBN:4286013219

目次
嘆きの老白鳥−−正宗白鳥 5
聡明の悲しみ−−広津和郎 35
怒れる井伏鱒二 55
いじっぱり雄鶏−−尾崎一雄 65
優しさとこころ弱り−−中野重治 77
舟橋聖一における人間の研究 97
いきり立つ純文学派−−高見順 131
伊藤整氏」の文学と実生活 157
『樹影』に佇つ−−佐多稲子 183
白い顔の薄い笑い−−平林たい子 195
詩人と女性史家の貌−−高群逸枝 207
「若さ」と「老い」のあいだ−−中村光夫 225
母郷のうた−−山本健吉 243
「平批評」への自負 257
二つの歴史小説敦煌』と『風濤』と−−井上靖 283
戦後派の牙−−武田泰淳 297
『死霊』に憑かれた人−−埴谷雄高 311
『暗室』に灯りがともるとき−−吉行淳之介 325
花も実もある嘘−−遠藤周作 333
生の証しの上に−−上田三四二 351

  あとがきに添えて 375