杉浦明平『偽「最後の晩餐」』(筑摩書房)

一九九三年三月二十日初版第二刷 発行
(一九九二年十二月十五日初版第一刷 発行)
ISBN:448081325x

目次


 1飴玉探し
最後の晩餐 5
石がれいとトマト 8
野菜今昔 12
育てるだけのハーブ 16
晴耕雨読 20
鶏の水炊き 26
私小説「パンと米」 30
苺づくり 35
サクランボ 40
飴玉探し 45
トウモロコシ考 49


 2本集め六十年
本集め六十年 59
三冊の本 63
病院での読書 70
創る苦しみとよろこび 76
差別と表現 81
文語体と根強さ 89
物の言葉 92
土屋先生の摂生力 99
二十五首を選ぶ 103
啄木の歌は私小説的だ 109
立原道造と軽井沢 112
わが付き合いし文壇の人びと 116


 3花の半島
出さなかった一通の手紙 127
家系譜 129
コンプレックスに憑かれて 134
七の読みかた 139
室原知幸之墓 142
アンチ・ユートピア 147
ほととぎすとウの花 152
初秋の声 155
草の花が咲く 159
女と草木と 169


 4中国の旅
ひいきの引倒し 179
垣間見ただけの中国 181
中国の魚の味 184
私の中国紀行 188
毛沢東の遺体 204
竜虎図のついて 206
中国の銀耳 210


 5老いの周辺
老いの悲しみ 215
老いの嘆き 219
老いを見つめる 223
老人文学について 231
死の恐怖について 235
道元敬遠 241
幕の開くまで、もう十年生きたい 247


 あとがき 249