近藤富枝『田端文士村』（中公文庫）

昭和五十八年十月十日　発行
ISBN:4122010683

《単行本》『田端文士村』昭和五十年九月（講談社）

目次

はじめに　7

第一章　夫婦窯　11
　飛鳥山焼　
　吉田三郎
　老いらくの恋

第二章　未醒蛮民　29
　ポプラ倶楽部
　反戦画家
　老荘会
　異形の天才
　

第三章　「羅生門」の作者　49
　天然自笑軒
　一枚の絵
　文壇登場

第四章　詩のみやこ　69
　感情詩社
　詩から小説へ
　山羊少年

第五章　作家たち　91
　「無限抱擁」
　芥川と室生
　暮鳥

第六章　隣の先生　111
　しこの鬼妻
　籐のステッキ
　東台クラブ

第七章　道閑会　129
　鹿島龍蔵
　会員たち
　北原大輔
　

第八章　王様の憂鬱　147
　空谷山人
　『井月句集』
　縞絽の羽織
　燈の会
　白衣

第九章　関東大震災　179
　午前十一時五十八分
　自警団
　しの竹の家
　辰っちゃんこ

第十章　藍染川畔　201
　大正十四年
　メルヘン

第十一章　「驢馬」の人たち　215
　犀星をとりまく美少年群
　パイプの会
　カフェー紅緑

第十二章　巨星墜つ　235
　暑い日
　我鬼
　蝉の声

付・田端の女性たち　253

おわりに　258

解説（植田康夫）　261

年譜
主要参考資料
田端附近略図