江口渙『わが文学半生記』（講談社文芸文庫）

一九九五年一月一〇日第一刷　発行
ISBN:4061963066

目次
漱石山房夜話　9
夏目漱石の死　28
夏目漱石とその弟子たち　50
漱石死後の漱石山房　71
高村光太郎のアトリエ素描　85
「羅生門」の出版記念会と佐藤春夫　95
その頃の菊池寛
　一　はじめて菊池寛をたずねる　109
　二　「忠直卿行状記」その他　124
　三　「父帰る」の初上演　133
　四　菊池寛の手紙　139
若き日の宇野浩二
　一　「苦の世界」について　150
　二　かなしき愛人　166
その頃の芥川龍之介
　一　月夜の鎌倉　187
　二　米騒動　194
　三　新詩社の新年短歌会　207
　四　三人で谷崎潤一郎をたずねる　222
　五　上野清凌亭　232
有島武郎は何故心中したか　254
俳句と久米正雄　275
少年期の私と文学　285
青年期の私と文学　310
解説（荒川洋治）　336
作家案内（小林茂夫）　349
著者目録（小林茂夫）　363