高橋英夫『今日も、本さがし』(新潮社)
一九九六年二月十五日 発行
ISBN:410312007X
目次
1 本の悩み
絵はがき 11
本さがし 15
ブルーノ・タウト展 20
真夏の京都 25
音楽のある日々 30
また、本さがし 34
先人追懐 39
隠遁生活 44
小林秀雄のレコード 49
玩語喪志 54
引用の面白さ 59
本の悩み 64
奥の院 69
2 私の書斎術
私の書斎術 75
本の大移動 77
私の本整理術 82
私の文章術 86
書評八百冊…… 90
書評家という存在 93
文学の筆写 97
「こと」断ち 99
編集作業というもの 104
新幹線で読む古典 108
売る本 売らない本 112
今日も、本さがし 116
3 記憶と影
二つの後ろ影に 121
追想竹山道雄先生 125
アミニズムとしての批評 128
尾崎さんの片言隻句 133
「行きて帰る」さすらいの人 136
父・露伴の娘 141
見出された「師弟の位相」 146
4 美神の魔
モーツァルト 153
最後のオペラ・セリア 157
音楽が音楽に袂別する 160
夢のノート「シューベルト」 165
美神の魔 168
美術館の「真昼」 172
夏の美術館 176
5 漂う歳月
田園都市のまぼろし 183
奥付きのうしろのページ 193
面接の一撃 197
文学と通過儀礼 200
ドイツ語三歳の春 207
相寄り相集う言葉のむれ 211
※
二見浦 215
京都にて 219
方言と俗語 223
震度1の場所から 227
東京駅、そして倚松庵 230
後記 234
初出一覧