小山清『二人の友』(審美社)

一九七九年八月二十日再版 発行
(一九六五年四月十五日初版 発行)

  1
二人の友 9
ネブタ 13
津軽太宰治 15
井伏鱒二の生活と意見 27
藤原審爾さんのこと 35
親友交歓 41
亀井さんのこと 42
別所君の詩によせて 43
私の処女出版 45
奇蹟の実現 46
私のレクリエーション 49
親切について 51
矢車の花 54
禅林寺の森 56
三周忌に 57
桜桃忌によせて 58
七周忌に 60
太宰治のこと 62
覚書 64
「斜陽」鑑賞 68
太宰治集後記 74
民衆の中の作家 77
太宰治におけるデカダンスの倫理」について 82
太宰治論」について 83
初めてたずねた頃のこと 84
お伽草子」執筆の頃 87
「晩年」によせて 89
火の鳥」によせて 91
「女の決闘」によせて 93
「新ハムレット」によせて 96
「日の出前」によせて 98
新釈諸国噺」によせて 101
津軽」によせて 1-3
津軽ナロードニキ 1-5
人間失格」によせて 108
太宰治と聖書 111
太宰の読書から 114
「晩年」以前 117
かぼちゃの花 120


  2
「私の花物語」について 125
「裁縫箱」と「三夜待ち」 126
「鸚鵡の宿」について 128
「信長」について 130
「咬ませ犬」について 131
「猫の裁判」について 133
「珍客名簿」について 134
「すみっこ」について 136
中里介山」について 137
「夕すげ」によせて 138
楢山節考」を読む 139
「年々歳々」について 141
「春の城」について 143
「浅草だより」によせて 147
藤村書簡集によせて 150
武者小路氏のこと 152
「幸福な家族」について 158
「暗夜行路」寸感 160
滝井さんのこと 164
四人のひと 166
「退屈読本」について 170
「愛のかたみ」について 172
生涯の友たち 175
ワイルドの「獄中記」について 176
聖書について 176


  3
浅草懐古 185
浅草 188
少年の日 190
酉の市の思い出 199
ふた昔も前の話 200
能率係 203
夕張行 206
その頃のこと 208
朝 210
春 213
村八分 214
夜食 216
お茶の話 218
森元会の思い出 219
摂津大掾 221
転居 222
近況 222
同姓同名 223
二つの質問に答える 224
武蔵野学院をたずねて 225
漂泊の文学 229
風の便り 235
妻の話 237