山内義雄『遠くにありて』(講談社文芸文庫)

一九九五年二月一〇日第一刷 発行
ISBN:4061963112

目次


   一
遠くにありて思うもの 13
葛飾こよみ”余話 15
靄のなかの味覚 17
音楽の好きな音痴 22
音楽会にのぞむもの 28
あまのじゃく 34
夢のような話 40
初夢 47


   二
チボー家の人々』 55
丸善とわたし 56
書籍と周囲 60
書物とともに 69
父の心配 75
青年の世界 80
ふらんす物語』の思い出 88


   三
「いにしへ今の時もわかなく」 99
まぼろしの京都 102
ロマンと語る 108
クローデルと早稲田 112
POETAE MINORES 116
一人びとりの世界 122
折れた撥 124
追分の夏 128
アントニン・レイモンドの家 130
人生読本 134


  四
クローデルの「百扇帖」 149
立派な手紙 151
二人の文豪 156
ジイドの思い出 169
颱風の眼 180
人の死 183
知十翁のこと 188
路可のこと 194
堀口大学君への手紙 199
印象 206
けっぱれよう 209
演出 212


   五
おけらまいり 217
うしろすがた 219
物忘れ 222
新内 227
逸話 230
瀬見の小川 236
新見附付近 240
ホワイト・ジンジャー 243
悪口と思い出と 247
二組の来訪者 250
うるさいパパの胸の内 254
紫 260
縦と横 262
タバコ風俗 266
灰 268
第二の近況 269

 
人と作品(野村二郎) 273
年譜(保昌正夫) 290
著者目録 302