生島遼一『水中花』（岩波書店）

昭和四十七年十月十二日　発行

目次

　　１
文学的反省
　−−文章・思想・人間−−　3
君は文学がわかるか　23
日本のなかの「世界文学」　34
「大正の文学」と私　42
文体について　48
日本の小説と西洋の小説　56
Passionの文学　85

　　２
能　101
花伝書　133
実感的能楽論　153
たいくつな芸術　163

　　３
谷崎さんのこと
　−−『細雪』関する思い出など−−　169
落合太郎先生のこと　176
一書の人
　−−『落合太郎著作集』について−−　180
同郷の友三好達治　189
大阪の人−−織田作之助　196
「文学」の人　207
「学生時代」の桑原さん　212

　　４
私のフランス文学第一歩　219
天狗ノ湯今昔　226
難船とその後　230
海と雪　235
誇りまみれの国宝　246
好きな言葉二つ　251
最終講義を終えて　254

　　５
パリ幻想旅行　261
好きな本、嫌いな本　285

　あとがき　317